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とろけるほど甘く

リクの甘甘幽香SS完成!
やっとできた!だいぶ時間がかかってすみませんでした…


<とろけるほど甘く>


最後甘くしすぎましたな!ちなみに突っ込みは随時受け付けます!


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様々な道具を取り扱う古道具屋香霖堂。
その日は珍しい客がやってきていた。
「蜂蜜をいかがですか?」
「はぁ、蜂蜜ですか?」
花の妖怪の風見幽香。
突然来店したかと思えば、買い物をしてきたのではなく蜂蜜を売りにきたのである。
それもにこやかな笑顔を浮かべて。
霖之助はその笑顔に気圧されそうになりながらも考える。
他の食料品ならすぐさまNOと答えるのだが蜂蜜に関しては少し別なのだ。
蜂蜜は保存性が高く、甘味を感じやすい天然の甘味料なのである。
幻想郷ではとても貴重で需要も高い。
普段ならば二つ返事で飛び付くような代物でもある。
しかし、床に転がっている虫の妖怪のリグルを見ればどうしても躊躇せざる負えない。
リグルの首には首輪が巻かれており、首輪につなげられた鎖の先は幽香が持っているのだ。
にこやかな笑顔を浮かべて。
「…ちなみにこの蜂蜜。どうやって採ったんだい?」
「家の畑からよ」
「いや、原産地じゃなくて採取法の方なんだが…」
幽香は笑みを浮かべながら足もとにいるリグルの方を見る。
おそらく無理やり蜂を操らせて採取したのだろう。
がくがくと震えだすリグル。
なにをやったんだか、と思いつつも触れようとは決してしない霖之助。
助けてほしいと哀願のこもった視線を明後日の方を向いて無視する。
助けてあげたいのはやまやまだがとばっちりを受ける方が恐ろしいのだ。
そんなわけでさっさと商談の話に持ち込むのであった。
「で、もし僕が買うとしたら君は何をお望みで?」
幽香はくすりと微笑んでゆっくりとカウンターを乗り越え、その体を霖之助の体に押し付けてきた。
花の甘い香りが霖之助を包み込む。
「あなたをお代でいただきたいわ」
幽香の顔が霖之助の目の前まで迫ってくる。
「残念ながらうちは生き物の体は取り扱っておりません」
顔と顔が触れ合いそうなところで霖之助はそう言い放った。
「あら、残念ね」
幽香はさして残念でもなさそうに、くすくすと笑いながら霖之助から体を放す。
「そのかわり酒などはいかがでしょうか?」
霖之助は近くの戸棚から一本の酒瓶を取り出しながら幽香に聞く。
「あら、いいわね。いただきますわ」
霖之助は笑う幽香の返答を聞き、キュポンと蓋を取り外す。
花の香りとはまた違う酒の甘い香りがふわりと辺りに広がった。
近くから杯を二つ取り出して、その杯にとくとくと酒を入れていく。
杯一杯になったところで幽香にそれを渡してやる。
笑顔で受け取った幽香は杯を顔の位置まで持っていき。
「乾杯」
そう、一言だけ呟き酒を口にするのであった。















「甘!甘!何よこれ!」
「いやあ、たまにはオリジナリティーを出そうと砂糖を加えてみたんだが…」
「なによそれ!よくみると底に砂糖が溜まってるじゃないの!これ!」
「入れ過ぎたみたいだな」
「入れ過ぎってレベルじゃないわよ!」
「そうだ、この蜂蜜を加えてみれば少しはマシになるかもしれないな」
「そんなわけないじゃない!もういいわ!」
ぷんすかと怒って店を飛び出していく幽香。
それを見送ってからぽかんと床で呆けているリグルに杯を差し出す。
「で、君はいるかい?」
「え、あ、はい。いただきます…」
甘い酒はリグルが全部処理してくれました。

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