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森の近くの小さな苗

妄想が適当に爆発しました。
子供を作った場合ってリクだったような気がしたけど…せっかくだから俺は子供との話を作ってやるぜ!
赤い扉は選ばないんだぜ!

<森の近くの小さな苗>


自分のネーミングセンスんのなさに泣いた!

―――――――――――――――――――――――――――――――――

りんのすけおとーさーん。それってなに?」
短く束ねた若葉色の髪を持ち、頭のてっぺんからぴょこんと一本飛び出しているくせ毛と、黄色い瞳をを好奇心いっぱいに輝かせた少女は、親である霖之助の手元にある道具を指さして、頭に疑問符を浮かべながら問いかけた。
「ああ、子苗。これはミニ八卦炉さ」
霖之助は体をずらし、子苗にもよく見えるようにミニ八卦炉を置いてやる。
「これ、魔理沙お姉ちゃんも持ってた!」
「まぁね、これは魔理沙の持ち物のだからね」
「へぇー」
普段見せてもらえないせいもあるだろう、子苗は珍しそうにミニ八卦炉を観察する。
「ねぇ、おとうさま!」
「だめだ」
「まだなにも言ってないわよ!」
途中できっぱり断られた子苗は、眉をV字にし、頬をぷくーと膨らませて、怒りを必死に表現しようとする。
しかし、霖之助にとっては可愛らしく映るだけであった。
「どうせミニ八卦炉を作ってくれって言うんだろ?あぶないからだめだ」
「あぶなくないもん!この間だっておかあさんのごはんのてつだいできたもん!」
えへんと小さな胸を張り、自慢げにふふんと鼻を鳴らす。
せいぜい皿を並べたり、じゃがの皮むきや食器の片付けくらいであるが。
「そうか、えらいな」
「えへへ…」
霖之助に頭をなでられ、嬉しそうにほほ笑む子苗。
そんな表情を見るだけで、霖之助の頬は自然と緩んでくる。
大切な娘のそんな表情が見れるだけで、親は幸せな時間を過ごすことができる。
そんなことを霖之助は子供ができてから初めて知ったのだ。
「だからつくってよ」
「それとこれとは話は別だ」
「む~、けち~~!」
再びぷくっと頬が膨らむ。
親としては子供が喜ぶことをやってあげたい気持ちもある。
だが、それ以上に危険なおもちゃを与えたくはないのだ。
もしも、子苗がミニ八卦炉の使い方を誤って大けがをしたならば、などと考えるだけで恐ろしい。
幸い、子苗には妖怪の血が薄くだが流れているため、妖怪に襲われる心配はほとんどない。
だからこそ、危険なおもちゃを与えた時の恐怖の方が何倍も恐ろしく感じてしまうのだ。
「もう、おとうさんのいじわる!」
そんな親の気も知らずに、子苗はぷいっとそっぽを向いてしまった。
「やれやれ」
子苗の様子に思わず苦笑する。
こうなると子苗はしばらく機嫌を直さない。
しかし、かわりに対策がある。
「八卦炉は作ってやれないが…」
「え、なになに?」
子供の興味の移り変わりは激しいものだ。
霖之助は引出しにある飴玉を取り出し、子苗の手のひらにちょんとのせてやる。
「わーい!」
さっきまではそっぽを向いて怒っていた娘が、手のひらを返したように喜びだす。
「でも、それはご飯を食べてからだぞ?」
「は~い」
素直の答える娘に微笑みながら、ミニ八卦炉を修理する作業に戻る。
「霖之助さん、子苗~御飯よ~」
「さなえおかあさん!いまいくー!」
ご飯の合図に子苗は律儀に答える。
霖之助は八卦炉の修理をあきらめて、早苗が用意したご飯を食べることにした。
「おとうさん!ごはんだよ!はやくはやく!」
霖之助をせかすように袖を引っ張って居間へと連れて行こうとする子苗といっしょに。

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