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あなたの後ろを

リクのやんでれいむできましたー
ほのぼのなのかそうでないのか自分ではよくわかりませんな…
ぶっちゃけヤンデレでほのぼのを求める方がおかしいんだ!



<あなたの後ろを>


というわけでほのぼのじゃないようなヤンデ霊夢をどうぞー

―――――――――――――――――――――――

その瞳は霖之助の背中を見つめていた。
「最近、視線を感じる…」
誰に言うわけでもない、ポツリと呟いた独り言。
もちろんその言葉は誰に伝わるわけもなく、虚空の彼方に消え去っていく。
このところ霖之助のまわりでこのようなことがよく起こる。
外に出れば必ずその視線はついて回るし、店の中にまでその視線は背後から伝わってくる。
このような異変は専門家に頼むのが一番だろう、と霖之助は考え最近よく店に来る異変解決の専門家 博麗 霊夢に依頼することに決めたのであった。




「霖之助さん、また服一着見繕ってくれない?」
「最近多いな?そんなに服ばっかりどうしたんだい?」
霖之助が異変解決を依頼しようと決心した次の日、タイミングよく件の専門家は現れた。
霖之助の言うとおり、ここ最近霊夢は香霖堂に服の依頼をすることが多い。
理由を聞いたとしても、
「ここ最近仕事で服を汚すことが多いのよ」
霖之助さんに作ってもらったばっかなのに、とぶつくさ文句を垂れ流すだけ。
霖之助はそんなに妖怪退治で服を汚すことがあるのだろうか、と一瞬疑問に思うが妖怪も千差万別である。
もしかしたら汚れに関する妖怪なのかもしれないのだ。
服に汚れがついて捨てないといけない状態になっても不思議ではない。
だから霖之助はいつも気にしてはいなかった。
「わかった、ところで霊夢」
と本題を切り出す。
「なに?霖之助さん?」
「少し異変を解決してくれないか?」
「なに?異変?最近困ってることがあるの?」
「ああ、ここ最近…視線を感じていてね」
「視線?今も?」
「いいや、今はない」
そう、霖之助が霊夢といる時はなぜか例の背後からの視線も無い。
これがこの異変解決を霊夢に頼んだ理由の一つである。
犯人に気づかれずに依頼を頼むことが可能だからだ。
別の理由をあげると、ツケがあるため頼んでも報酬を払わなくてもいいのと、顔見知りであるというからのだろう。
「そういうわけだ。頼まれてくれないか?」
「霖之助さんが困ってるなら仕方ないわね」
そう言ってにこやかに湯呑を口に運んだ。
霖之助はまだ解決もしてないというのに、解決してるかのように安心して湯呑に口をつける。
平和な時はお茶を飲む音だけが店内に響き渡る。




「…また感じる」
依頼を頼んでから二日後の昼下がり、霖之助の背後にはまた例の視線がついて回る。
「きっと霊夢が何とかしてくれるだろう」
そう呟いて、この日はさっさと帰路に就くことにするのであった。




霖之助が小走りに帰路に就こうとしている所を二つの瞳が見つめていた。
「霖之助さん…安心していいわよ…異変は解決したから」
退魔針によってハリネズミになった肉塊を一瞥してから、再び視線を霖之助の方へ向ける。
「霖之助さんは私が守るから…近づいてくる奴は私が…」
そこまで言ってから彼女は自身の服の汚れに気がつき、憎々しげにその赤い汚れを見つめてからぽつりと呟く。
「また汚れちゃった…洗っても落ちないんだから…でもいっか、霖之助さんにまた頼めばいいんだし」
妖怪の返り血で真っ赤に染まった巫女服。
真っ赤な巫女の霊夢はやがて口元を三日月のように歪めて笑いだした。
「あッはッはッは…霖之助さん、私はずーっと守るから…あなたの後ろでこれからもずーっと」
その瞳は霖之助の背中を見つめていた。
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COMMENTS

No title

こーりん「まだ視線を感じるんだ」霊「ならずっと一緒にいてあげる」
的なry

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