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今日は平和

>お空×霖之助をお願いします!

  /'           !   ━━┓┃┃
-‐'―ニ二二二二ニ>ヽ、    ┃   ━━━━━━━━
ァ   /,,ィ=-;;,,, , ,,_ ト-、 )  ┃               ┃┃┃
'   Y  ー==j 〈,,二,゙ !  )    。                 ┛
ゝ.  {、  - ,. ヾ "^ }  } ゚ 。
   )  ,. ‘-,,'   ≦ 三
ゞ, ∧ヾ  ゝ'゚       ≦ 三 ゚。 ゚
'=-/ ヽ゚ 。≧         三 ==-
/ |ヽ  \-ァ,          ≧=- 。
  ! \  イレ,、         >三  。゚ ・ ゚
  |   >≦`Vヾ        ヾ ≧
  〉 ,く 。゚ /。・イハ 、、     `ミ 。 ゚ 。 ・


唐突すぎて思わず吹いてしまいましたw

まぁ、今書いてるSSの息抜きにささっと書いてみました。

『今日は平和』

う~ん、ちょっとお空をアホっぽく書きすぎたようです。

気にしない方は続きからでどうぞー


--------------------------

晴れ晴れとした晴天。
一見平和な幻想郷であるが、それはとりわけ多くの者が他者に迷惑をかけず暇をつぶせているからである。
たとえばここ、香霖堂にすむ霖之助は平和を望む好青年だ。ちなみに自称である。
ざぁざぁと風にゆれる木々の演奏を聞きほれ、外の世界の本を読むのが彼のスローライフであり平和の象徴なのであるが、彼は今、他者の暇つぶしによる犠牲者となっていた。




「ほぉー!おおー!」
霖之助は頭を抱えていた。
かれこれ四刻ほど似たような感嘆文が店内に響き渡っていたからである。
「……少し静かに読んでくれないか?」
「うにゅ!?」
一言注意をすれば黒髪の少女は漫画を読みつつすぐに黙ってくれるのだが、いかんせん半刻もたたずに再開されるのだ。
再び上げ始める無駄に大きい感嘆文に霖之助は本に集中できるはずもなく、ただただ頭を抱えるしかなかった。
「おおー!うおー!」
霖之助はひそかにこの少女を押し付けてきた黒白の魔女と紅白の巫女に恨み事を呟いた。
黒い羽根に黒い長髪の黒々とした少女 霊烏路 空はそんなことに気づく気配すらない。
そんな少女に騒音公害を止めるために漫画を取り上げてしまえば、今度は他に面白いものはないかとしつこく聞いてくるのだ。
霖之助も会話というもの試したことはあった。
しかし、脱力と共にあきらめた。ふわふわと飛び立っていく鳥のような会話は、人間のキャッチボールにとって疲れしか感じさせないのであった。
お帰り願おう、帰れ、帰ってくれ、と帰還のすすめの三段活用も試してみたが効果はなく、睨みも皮肉も無効化するのだ。
そして行き着いた一番被害が少ないというのがこれである。
「うおー!ほほー!」
「……」
ちらりと空の姿を盗み見る。
心から楽しそうに漫画を読みふける姿は、道具屋としてありがたいと思わないでもない。響き渡る騒音に耳をふさげばの話であるが。
はた、と霖之助はとあるアイテムのことを思い出した。こういう時こそこれの出番だと戸棚から小さな道具を取り出すのであった。







「ふぅ……おもしろかったわ!」
空は満足げに読み終わった漫画を元の本棚に戻した。
地下ではお燐はせわしなく死体探しに赴いていて、主人であるさとりは珍しく不在であり、暇で仕方がなかった空は、普段から神社にいる巫女とたまたまいた黒白に面白いところはないとかと聞いたのだ。
そこで紹介されたのがここ香霖堂であった。
店主である霖之助の話はおもしろく、そこらにあふれている道具の群れは空の好奇心を刺激させるのに十分であった。
途中、霖之助が疲れた顔をしているのが気になったが、空はそんな彼のことをとても気に入っっていた。
ニコニコと店主である霖之助に礼を言おうと声をかけるが。
「うにゅ?」
霖之助は本に目を向けたままなんの反応も示さなかった。
気になった空は抜き足差し足で霖之助の背後へと忍び寄り、読んでいる本を盗み見る。
活字だらけで奇妙な記号が羅列されており、とてもじゃないが空には理解のできぬ代物であった。
それは核融合に関する書物であるのだが、言葉や大体の原理は知っているものの、深い説明などの理解が及んでいなかったのだ。
脳が情報についていけず、徐々に耳から煙を出し始め、ついには前のめりに倒れかかった。
「う、うにゅ~……」
「うわ、なんだ?」
空の頭はちょうど霖之助の肩に引っ掛かった。
そこでようやく霖之助は空の存在を思い出した。
「お空かい?どうしたんだ」
空からの返事はない。
体を支えながらお空の顔を覗き込んでみれば、ぐるぐると目を回している空がそこにはあった。
小さくため息を吐くと倒れかかってきた空を抱きかかえ、そのまま布団に運んでやる。
「やはり、静かにしていればかわいいものだな」
ぽつりと呟いて、この子供っぽい地獄烏の少女の頭を撫でつけた。
霖之助にとってこの活発さは、どこか幼いころの常連の少女たちの顔を思い起こさせるものであった。
そのせいかついつい空を甘やかしてしまっていた。
「はぁ、我ながら度し難いな」
すやすやと寝息を立て始めた空の額を撫でながら、霖之助はそんなことを呟くのであった。






霖之助は平和であった。
現在進行形で他者に迷惑を被っているのにもかかわらずである。
「---!」
あの日からちょくちょく来るようになった空を盗み見ながら、自身の耳につけた道具に満足感を感じていた。
名称は耳栓。用途は周りの音をかき消す。
その効果は見事なもので、空により騒音公害は全くと言っていいほど感じなくなった。
むしろ笑顔の空を見てほほえましく感じるようにまでなっていた。
にやりと笑みを浮かべつつ、読んでいる本へと集中する。
すると、唐突に背中に小さな衝撃が飛び込んできた。
空がニコニコとした笑顔で漫画を手に霖之助の背中に飛び込んできたのだ。
「ーーーーーー!」
霖之助は何を言っているか聞こえはしないものの、落ち着いて近くの本棚から本を取り出して空へと差し出した。
空は笑顔でそれを受け取ると、軽快なステップで定位置に座り嬉しそうに本を読み始めた。
そんな様子に霖之助はほほえましく感じながら手元の本へと視線を移す。

香霖堂は平和である。
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ささっと書いてなんというクオリティ
間違いなく文才MAX

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